無憂樹
むうじゅ異読 むゆうじゅ・ムユウジュ・ムウジュ
名詞
標準
ashoka tree (Saraca asoca)
文例 · 用例
無憂樹の花、色香|鮮麗にして、夫人が無憂の花にかざしたる右の手のその袖のまま、釈尊降誕の一面とは、ともに城の正室の細工だそうである。
— 泉鏡花 『夫人利生記』 青空文庫
――樹島の事をここに記して―― 筆者は、無憂樹、峰茶屋心中、なお夫人堂など、両三度、摩耶夫人の御像を写そうとした。
— 泉鏡花 『夫人利生記』 青空文庫
ここにてはなよびの花のしぼむらむ憂ひなり、はたつかれなり、うまし盞もつ手よりすべらむ日なり、ただ賜へ、眞夏麻耶姫、無憂樹の枝の一葉を、光明の途にかざしてさらば、今、慣れぬさかひに。
— 蒲原有明 『春鳥集』 青空文庫
この無憂花は無憂華とも無憂華樹とも無憂樹とも称する有名なインドの花木であるが、またそれがマラッカならびにマレー諸島にも産する。
— 牧野富太郎 『植物一日一題』 青空文庫
そしてこれを無憂樹と称するのは、釈迦が毘藍尼園の該樹下で誕生したとき、母子ともに何んの憂いもなかったので、そこで無憂樹といったとのことである。
— 牧野富太郎 『植物一日一題』 青空文庫
前文にある「無憂樹ハ女人之レニ触レバ花始テ開ク」も蓋しこの意であろう。
— 牧野富太郎 『植物一日一題』 青空文庫
過日、大宮氏は釈尊の降誕に関係ありとて、無憂樹の葉を余に贈れり。
— 井上円了 『西航日録』 青空文庫
作例 · 標準
仏教寺院の庭には、美しい無憂樹が植えられていた。
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無憂樹の花は、仏陀が生まれた時に咲いたと伝えられている。
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インドの神話では、無憂樹は幸福をもたらす木として崇められている。
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