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木摺り

きずり
名詞
1
標準
wood lath
文例 · 用例
短歌や俳句がちやんとした娘ならば、詩の多くは云つてみればおひきずりであつた。
中原中也 詩と其の伝統 青空文庫
赤ン坊の泣声や、おひきずりの靴の音や、昆布や烏賊や洟紙や首巻や、みんなみんな、街頭沿ひの電線の方へ荷馬車の音も耳に入らずに、舞ひり吁!
中原中也 暗い天候 青空文庫
此時三つ斗りなる兒の、小く太りたるが、大きなる大人の下駄を引きずりて、縁先近く參りたる、覺束なき足もとなり。
萩原朔太郎 花あやめ 青空文庫
きずりの小草の中に。
萩原朔太郎 絶句四章 青空文庫
と同時に彼の足は小荷物台から攫われて、尻や背中でゴツンゴツンと調子をとりながら、コンクリートの上へ引きずり下された。
葉山嘉樹 乳色の靄 青空文庫
と、土方風の男が一人縄で何かガラガラ引きずりながら引っぱって来るのを見ると、一枚の焼けトタンの上に二尺角くらいの氷塊をのっけたのを何となく得意げに引きずって行くのであった。
寺田寅彦 震災日記より 青空文庫
負傷した片足を引きずりきずり杖にすがって行く若者の顔にはどこへ行くというあてもないらしい絶望の色があった。
寺田寅彦 震災日記より 青空文庫
「人間の心が蒸発して霞になりそうな日だね」と言ったら、一|間ばかりあとを雪駄を引きずりながら、大儀そうについて来た妻は、エヽと気のない返事をして無理に笑顔をこしらえる。
寺田寅彦 どんぐり 青空文庫
作例 · 標準
「ここに等間隔で木摺りを打っていくのが、職人の腕の見せ所なんだ。」
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壁紙を剥がしてみると、内側には何十年も家を支えてきた古い木摺りが現れた。
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木摺りの上に塗られた漆喰が乾くのを待ち、次の工程の準備を進める。
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地震で剥がれ落ちた壁の隙間から、折れた木摺りが見えていて建物の老朽化を実感した。
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