見兼ねる
みかねる
動詞
標準
文例 · 用例
今まで苛めていた継母さえ見るに見兼ねると云うんだから酷いではないか。
— 泉鏡花 『照葉狂言』 青空文庫
だってあんまり見るに見兼ねるんだもの。
— 岡本かの子 『唇草』 青空文庫
妹はかよわい身一つで病人の看護もせねばならず世話のやける姪をかかえて家内の用もせねばならず、見兼ねるような窮境を郷里に報じてやっても近親の者等は案外冷淡で、手紙ではいろいろ体の好い事を云って来ても誰一人上京して世話をするものはない。
— 寺田寅彦 『障子の落書』 青空文庫
」 だん/\威猛高になつて、旦那がやり出すのを、お光が見るに見兼ねるといつた顏をして、「あんた、もうよろしいがな。
— 上司小劍 『兵隊の宿』 青空文庫
母のおたきは見兼ねるように、いま肌抜いて鏡台に向い、化粧を凝しているお春に言いました。
— 三上於兎吉 『艶容万年若衆』 青空文庫
ホテルからこの翼屋へ無理やりに移ってもらったのも、じつを申せばあまりと見兼ねる振舞いが多いからなんでございますよ。
— ドストエーフスキイ 『永遠の夫』 青空文庫
未だ見るに見兼ねるほどのこともないが、同情は充分している」「有難い」「後戻りをすると僕はもう構わないよ」「大丈夫だ。
— 佐々木邦 『脱線息子』 青空文庫
「見るに見兼ねるだろう?
— 佐々木邦 『脱線息子』 青空文庫