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微か

かすか
形容動詞頻度ランク #21352 · 青空 2562
1
標準
faint
文例 · 用例
そして横に顔を向けたと思ふと、まことに微かに「クフン」と自嘲に似たものをする。
中原中也 校長 青空文庫
早春の淡紫に湿つた土の上で、独楽はチリチリヽヽといふ微かな音を立ててシンミリ廻つた。
中原中也 耕二のこと 青空文庫
」――さうした微かな声が私の耳に這入つた。
中原中也 その頃の生活 青空文庫
しかしそれでゐて何か或る頑丈な逞しい姿勢の影に、微かな虫声に似た優しいセンチメントを感じさせる。
俳人としての芥川龍之介と室生犀星 小説家の俳句 青空文庫
適度の文明的人工物は、自然をして軽快ならしめ、森や林や山巒に、微かな香水の匂ひをあたへる。
萩原朔太郎 石段上りの街 青空文庫
兎はさつそく泥をこねて、所謂岩乘な、いい舟の製作にとりかかり、狸は、すまねえ、すまねえ、と言ひながらあちこち飛び廻つて專ら自分のお辨當の内容調合に腐心し、夕風が微かに吹き起つて湖面一ぱいに小さい波が立つて來た頃、粘土の小さい舟が、つやつやと鋼鐵色に輝いて進水した。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
二勺より路は黒鉄を鍛へたる如く、天の一方より急斜して、爛沙、焦石、截々、風の噪ぐ音して人と伴ひ落下す、偶ま雲を破りて額上|微かに見るところの宝永山の赭土より、冷乳の缸を傾けたる如く、大霧を揺るよと見る間に、急瀬上下に乱流する如くなりて、中霄に溢れ、片々|団々、がり、故郷を望んで帰り去なむを私語く。
――明治三十六年八月七日御殿場口にて観察―― 霧の不二、月の不二 青空文庫
白剥山の入口などは、解らなくて、森の中を一行が、離れ離れに迷うばかり、滝上りまでもやった、一時は絶望に近かった、しかし山腹に辿りついてからは、去年の路が、微かに見分けが出来た、頂は存外変りがなかった。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
作例 · 標準
「深夜の住宅街で、どこからか微かにピアノを練習する音が漏れてきた。」
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「彼女の頬に微かな赤みが差したのを見て、思わずこちらまで照れてしまった。」
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「遠くの山並みが、夕闇の中に微かなシルエットとなって浮かび上がっている。」
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「風に乗って、微かに潮の香りが漂ってくる。海が近い証拠だね。」
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2
標準
poor
作例 · 標準
「絶望的な状況だったけれど、生存の微かな望みを捨てずに救助を待ち続けた。」
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「かつての栄華は見る影もなく、今では微かな面影が残るばかりの寂れた町だ。」
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「彼は微かな可能性に全てを賭けて、未踏の地へと足を踏み入れた。」
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微か(かすか) — 幻辞.com