丑の日
うしのひ
表現名詞
標準
day of the Ox (esp. in midsummer or midwinter)
文例 · 用例
」 三十一「故郷では、未婚の女が、丑年の丑の日に、衣を清め、身を清め……」 唾をのんで聞いた客僧が、「成程、」 と腕組みして、「精進潔斎。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
丑童子、斑の御神、と、一心に念じて、傍目も触らないで、瞻めていると、その丑の年丑の月丑の日の……丑時になると、その鏡に、……前世から定まった縁の人の姿が見える、という伝説があります。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
土用の丑の日には、村の農家では胡瓜を海や川に流して河童を祭った。
— 田中貢太郎 『村の怪談』 青空文庫
◇四万の田村の番頭さん達は ヨイヨイヨイサ鬨の声あげて丑の刻知らす ヨイヨイヨイサ夜の夜中だ番頭さんも眠い ヨイヨイヨイサ眠い顔して鬨の声あげた ヨイヨイヨイサ 丁度この日は土用の丑の日である。
— 野口雨情 『大利根八十里を溯る』 青空文庫
丑の日の丑の刻に温泉に浸ると万病に特効があるといふしきたりから浴客に時刻を知らせたのである。
— 野口雨情 『大利根八十里を溯る』 青空文庫
今日は土用丑の日、とうとう鰻には縁がなかつた、鰻よりも鮎を食べたいのだが。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
・朝から暑い野の花をさがしあるく・すゝき活けて誰かを待つてゐる・蟻や蝉やいちにち孫を遊ばせる □・水底の雲から釣りあげた・赤い夕日に釣つてやめようともしない 七月廿七日今日は土曜の丑の日。
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫
まことに鰻ひときれの丑の日だつた!
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫
作例 · 標準
例句