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感賞

かんしょう
名詞
1
標準
文例 · 用例
将卒たちは自分が取って来た敵の首が白歯のままであるとそれは敵軍の士卒の首であることが判るので、おはぐろを塗って貰って将士の首に見せかけ主人達の感賞に与ろうとするのであります。
岡本かの子 仏教人生読本 青空文庫
しかし出来難いものの比喩に、影を捉えるという程の当時の無知識の闇の中に在って、一歩進んだ知識を持った二人が、その自己の持つ知識が燦然と輝き、暗黒世界を照破する景色を認めた時は、いかにその大威力を讃嘆し感賞して、その為に言うに云えない霊威を授けられた思がしたことだろう。
幸田露伴 努力論(現代訳) 青空文庫
禁獄とか死刑とか現世的な刑罰が、宗教の信仰に依って其の効果を滅茶滅茶にされて居るのに拘わらず、その現世的刑罰の執行機関に長たるものが感賞の言葉を洩してもよいものでしょうか。
菊池寛 ある抗議書 青空文庫
予食べて見るに味わい絶佳だから、間違いはその方の不調法ながら旨い物を食わせた段感賞すと減らず口|利いて逃げて来た。
馬に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
279 II 268.ヒッポトオスは其|一人、ペラスゴス人レートスの生みたる勇士、亂戰の中に努めて、皮紐に屍體の足の頸しばり、曳きずり去りてトロイアの諸軍並にヘクト,ルの感賞得んと望みたる―― 290彼に忽ち難起り、友は望めど救ひ得ず。
ILIAS イーリアス 青空文庫
而るに今その名の斯くも屡話頭に上るを聞き、且つ千百年の後に於てその感化、尚民心を支配し、種々の方面に於て性格の印象を留めたるを見るに及びては、予は實に大師が如何に驚嘆すべき人傑にして、その性格の如何に強固なりしかを感賞せざるを得ざりき。
イー、エー、ゴルドン 弘法大師と景教との關係 青空文庫
その「身は家国に許し、死生は吾久しく斉しうす」といい、その「身はたとえ武蔵の野辺に朽ちぬとも留め置かまし大和魂」といい、「我、今国のために死す、死すとも君親に背かず、悠々たり天地の事、感賞は明神に在り」というが如き、みな直覚的宗教心を顕彰するものにあらざるはなし。
徳富蘇峰 吉田松陰 青空文庫
一代富貴の基ともなるほどなご感賞にあずかるあずからぬも、この折だぞ」 と、あった。
吉川英治 源頼朝 青空文庫