大尾
たいび
名詞
標準
end
文例 · 用例
主人公ラスコリニコフの心理と言行とが、小説の最初から大尾まで、魔法のやうに僕の心を引き捉へて居た。
— 萩原朔太郎 『初めてドストイェフスキイを讀んだ頃』 青空文庫
霧がすっきりと霽れて、前には笠ヶ岳の大尾根が、赭っちゃけた紅殻色の膚をあらわし、小笠から大笠へと兀々とした瘤が、その肩へ隆起している、遠くの空に、加賀の白山は、いつもの冷たい藍色に冴えて、雪の縞が、むしろ植物性の白い色をおもわせる。
— 小島烏水 『谷より峰へ峰より谷へ』 青空文庫
(大尾)講演速記であるため、読んでは意味の通じない所が多く、かなり手を加えたが、十分の暇を得なかったので、まだ不満足な所が少なくない。
— 橋本進吉 『古代国語の音韻に就いて』 青空文庫
否むしろそれが無ければ、詩集としてのしめ括りがなく、大尾の完成が缺けるやうなものであつた。
— 萩原朔太郎 『定本青猫』 青空文庫
「この後ヨブは百四十年生きながらえてその子その孫と四代までを見たり、かくヨブは年老い日満ちて死にたりき」と十六、十七節は語りてヨブ記は大尾となる。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
之が手術の大尾でした。
— 黒岩涙香 『幽霊塔』 青空文庫
目指す白峰山脈の大尾根は、二、三の赭い崖を行手に見せて、手が届く程の距離ではあるが、未だ二時間は懸るものと見なければなるまい。
— 木暮理太郎 『朝香宮殿下に侍して南アルプスの旅』 青空文庫
やっと国境の大尾根を探り当てて、下り切ると易老岳までは登り一方である。
— 木暮理太郎 『大井川奥山の話』 青空文庫
作例 · 標準
物語の大尾は、予想外の展開で読者を引きつけた。
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このプロジェクトも、いよいよ大尾を迎えようとしている。
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「あー、ついにこのゲームも大尾か…。寂しくなるな。」
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