双腕
そうわん
名詞形容詞-語幹
標準
two arms
文例 · 用例
その時、父の老いてはいるけれども、尚力強い双腕が、彼女の身体を力強く支えたのである。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
幾日も幾日も、そうした情景が続いた後、少女はとうとうその牝鹿のようにしなやかな身体を、俊寛の強い双腕に委してしまった。
— 菊池寛 『俊寛』 青空文庫
その時、父の老いてはゐるけれども、尚力強い双腕が、彼女の身体を力強く支へたのである。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
」 水夫が斯う叫びながら双腕を差しのべて、駈け抜けると、慌てふためいた校長は、「私が夜をこめて待ち焦れた、可愛い、私のピピアスよ。
— 牧野信一 『山彦の街』 青空文庫
輕しと喞ちし三尺二寸、双腕かけて疊みしはそも何の爲の極意なりしぞ。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
しかし終りに美人弱者の運命――婦人と子供との哀れな最期――双腕に幼帝を抱き奉った二位の尼の入水を語った時には――聴者はことごとく皆一様に、長い長い戦き慄える苦悶の声をあげ、それから後というもの一同は声をあげ、取り乱して哭き悲しんだので、芳一は自分の起こさした悲痛の強烈なのに驚かされたくらいであった。
— THE STORY OF MIMI-NASHI-HOICHI 『耳無芳一の話』 青空文庫
……」 酔っぱらいの年増女は、双腕を僕の方に伸ばしたまま、酒棚の前からフラフラ出てきた。
— 海野十三 『深夜の市長』 青空文庫
三田は此の人に絡る忌々しい噂を打消したやうなすつきりした氣持で櫂を取|上ると、折柄さしかゝつた橋の下を、双腕に力をこめて漕いで過ぎた。
— 水上滝太郎 『大阪の宿』 青空文庫
作例 · 標準
その古代の彫刻には、人間と動物の特徴を併せ持つ、双腕の神が描かれている。
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タコのような生物は、複数の腕を持ち、そのうちの二本は特に器用に動くように見える。
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彼の描いた怪物は、まるで双腕を持ち、複雑な動きを表現していた。
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