隠れ場
かくれば
名詞
標準
hiding place
文例 · 用例
此界隈はもと孫逸仙が亡命中の隠れ場所であった。
— 吉行エイスケ 『スポールティフな娼婦』 青空文庫
田はその昔、ある大名の下屋敷の池であったのを埋めたのでしょう、まわりは築山らしいのがいくつか凸起しているので、雁にはよき隠れ場であるので、そのころ毎晩のように一群れの雁がおりたものです。
— 国木田独歩 『あの時分』 青空文庫
」 赤熊のこの容態では、成程|立聴をする隠れ場所に、見世物小屋を選ばねばならなかったろう、と思うほど、薄気味の悪い、その見世物は、人間の顔の尨犬であった。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
寧ろ旧い友達を尋ねて、当分の隠れ場所を借りようか位に思っていたのである。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
それからなお私は、その隠れ場にひそんでいたが、それはとてもいいことであった。
— コナン・ドイル 『自転車嬢の危難』 青空文庫
「いや、ワトソン君、――君はまずその、隠れ場所が第一に間違ってるよ」 彼は云った。
— コナン・ドイル 『自転車嬢の危難』 青空文庫
それ等は此洞穴と同じ様な隠れ場所が七つこの一帯の山脈中のかなたこなたにあるがそれに住んで居るのである。
— 村山槐多 『殺人行者』 青空文庫
この工合のいい隠れ場に一|羽の家鴨がその時巣について卵がかえるのを守っていました。
— DEN GRIMME AELING 『醜い家鴨の子』 青空文庫
作例 · 標準
小さな頃、押入れの中に布団を積み上げて、自分だけの隠れ場を作るのが大好きだった。
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「ここなら絶対に見つからないぞ」と、鬼ごっこの最中に納屋の隅っこを隠れ場に決めた。
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失恋して誰にも会いたくないとき、この古本屋の奥の席は最高の隠れ場になってくれる。
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