木所
きどころ
名詞
標準
classification of fragrant woods used as incense
文例 · 用例
(雜誌・椎の木所載・室生犀星君の心境的推移について・參照)それは最近出版された彼の詩集『故郷圖繪集』を見た時、最も明白に直感された。
— 萩原朔太郎 『室生犀星君の飛躍』 青空文庫
子の十郎直基(隆基という本もある)は、父が撃たれたと聞くと、せめて父が討死せしところを見ばやと、馬を返す所を、青木所左衛門出で合い、「音に聞えし真柄殿、何処へ行き給うぞや、引返し勝負あれ」と呼びければ、「引くとは何事ぞ、悪い男の言葉|哉。
— 菊池寛 『姉川合戦』 青空文庫
寺島良安の『倭漢三才図会』巻之八十六、栗の条下に「上野下野越後及紀州熊野山中有山栗小扁一歳|再三結子其樹不大木所謂|茅栗是乎」と書いてあるが、これも三度グリを指したものだ。
— 牧野富太郎 『植物一日一題』 青空文庫
翌日落合のカラ谷伐木所を見にゆき、出会所という所で休んだ。
— 柳田国男 『故郷七十年』 青空文庫
奧多摩の山々も、他地方と同じやうに、すつかり伐られて、淺い山にはもう材木らしい木もなくなつたが、こゝは古くからの“材木所”でもあつた。
— 吉川英治 『折々の記』 青空文庫
鈴木所兵衛という、信心深い盲人が、彼に教えられて天に祷り、目が開いたという奇跡もあった。
— 柳田国男 『山の人生』 青空文庫
現に『清悦物語』が本になったという時から、また十何年もしてから後に、宮城郡岩切の青麻権現の岩窟に現われて、神職鈴木氏の先祖鈴木所兵衛と対談をしたという一の異人などは、われは常陸坊海尊である。
— 柳田国男 『雪国の春』 青空文庫
」 ひとは、恥ずかしくて身の置きどころの無くなった思いの時には、こんな無茶な怒りかたをするものである。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
作例 · 標準
香道の席で、主人が「この香木の木所を当ててみてください」と、静かな口調で客人に問いかけた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
木所を見極めるには、香りの立ち上がりから消えゆく余韻までを繊細に感じ取る、研ぎ澄まされた嗅覚が要求される。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「この落ち着いた苦みと甘み……木所は間違いなく六国の一つ、真那賀(まなか)でございますね」
幻辭AI · gemini-3-flash-preview