賃貸し
ちんがし
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
leasing (out)
文例 · 用例
」――で、さしあたり仕立ものなどの誂はないから、忽ち荷車を借りて曳きはじめた――これがまた手取り早い事には、どこかそこらに空車を見つけて、賃貸しをしてくれませんかと聞くと、燒け原に突き立つた親仁が、「かまはねえ、あいてるもんだ、持つてきねえ。
— 泉鏡太郎 『十六夜』 青空文庫
みよし屋の賃貸しの寮なのである。
— 国枝史郎 『十二神貝十郎手柄話』 青空文庫
けれ共彼のする事は皆人並を脱れた事ばかりで、出放題な悪口を云って見たり借り倒したり、僅か許りを小作男に賃貸してやって期限に戻さないと云って泣いてたのむのを聞かずに命より大切がって居る一段にも足りない土地を取って仕舞ったりして居たので、遠慮のない憎しみが山田の家へ村中から注ぎかけられて居た。
— 宮本百合子 『お久美さんと其の周囲』 青空文庫
例の自作を本業としてゐた農民が遽かに土地の賃貸しで地主にをさまり、大袈裟に云へば、お城のまはりに士族屋敷が並ぶやうに、そこだけは榎や杉の立木に囲まれた奥深い御殿まがひの建物を中心に、いはゆる色とりどりの安普請、なかにはいくぶん趣味を匂はせた新様式の文化住宅もあるといふ式の一区画である。
— 岸田國士 『荒天吉日』 青空文庫
イズマイロフの店といえば、われわれの町でもまず中どころで、極上のメリケン粉を商ない、郡部にある大きな製粉所を一つ賃貸しにしてその手に握り、なおその上に郊外にはなかなか実入りのいい果物ばたけもある、市内には立派な貸家の一つもある、といった身上だった。
— LEDI MAKBET MCENSKOVO UEZDA 『ムツェンスク郡のマクベス夫人』 青空文庫
と言つて、空いてゐればどこを掘り返してもよいといふわけにはいかず、人に頼んで借りうけようにも、このあたりでは、他人に賃貸しをする余分の耕地など所有してゐるものはなく、勢ひ、土地を開墾するには現金で買ふよりほかに手はないのである。
— 岸田國士 『秋の雲』 青空文庫
緑色に塗った賃貸し椅子は居心地よい草原のいたるところにあった。
— 宮本百合子 『ロンドン一九二九年』 青空文庫
そばの賃貸し椅子には脱いだ外套がかかっている。
— 宮本百合子 『ロンドン一九二九年』 青空文庫
作例 · 標準
所有しているアパートの一室を賃貸しに出すことにした。
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知り合いに駐車場を賃貸しする話が進んでいる。
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老朽化した物件を賃貸しに出す前に、リフォームが必要だ。
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