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痛所

いたみどころ
名詞
1
標準
文例 · 用例
私儀足痛所御座候に付、不出来之節は夏中足袋相用申度奉願上候。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
そこで、君の痛所は何うだ。
岡本綺堂 飛騨の怪談 青空文庫
是れが病気を煩うとか、痛所があるとか何とか云えば、家内に相談し朋友に謀ると云う様なこともあるが、暗殺ばかりは家内の者へ云えば当人よりは却て家の者が心配しましょう、心配して呉れてソレが何にも役に立たぬ、ダカラ私はそんな事を家内の者に云た事もなければ親友に告げた事もない。
福翁自伝 福翁自伝 青空文庫
開闢以来今にいたるまで、智徳ともに不完全なる人間社会は、一人の身体いずれの部分か必ず痛所あるものに異ならず。
福沢諭吉 学問の独立 青空文庫
この二、三日は右向になつての仕事が過ぎたためでもあるか漸く減じて居た局部の痛がまた少し増して来たので、座敷へ移つてからは左向に寐て痛所をいたはつて居た。
正岡子規 墨汁一滴 青空文庫
今時の者はこれじゃっでならん」 膝立て直さんとして、持病のリュウマチスの痛所に触れけん、「あいたあいた」顔をしかめて癇癪まぎれに煙草盆の縁手荒に打ちたたき「松、松松」とけたたましく小間使いを呼び立つる。
徳冨蘆花 不如帰 小説 青空文庫
療醫の見込も膏氣増長いたし血路を塞|循環不致候故、痛所も出來、若脉路を塞ぎ脈路|破候節は、即ち中風と申ものに候由。
西郷隆盛 遺牘 青空文庫