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斑竹

はんちく
名詞
1
標準
文例 · 用例
いわゆる三|計塾で、階下に三畳やら四畳半やらの間が二つ三つあって、階上が斑竹山房の※額を掛けた書斎である。
森鴎外 安井夫人 青空文庫
斑竹山房とは江戸へ移住するとき、本国田野村字|仮屋の虎斑竹を根こじにして来たからの名である。
森鴎外 安井夫人 青空文庫
するとそこへもう一人の若者が、斑竹の笛を帯へさして、ぶらりと山を下って来た。
芥川龍之介 素戔嗚尊 青空文庫
美しい顔、燦びやかな勾玉、それから口に当てた斑竹の笛――相手はあの背の高い、風流な若者に違いなかった。
芥川龍之介 素戔嗚尊 青空文庫
」「離さないと――」 若者は襟を取られたまま、斑竹の笛をふり上げて、横払いに相手を打とうとした。
芥川龍之介 素戔嗚尊 青空文庫
その血が竹にそそいで斑痕をなし、今もなお名物の斑竹となって残っている。
豊島与志雄 文学以前 青空文庫
七斤は象牙の吸口と白銅の雁首の附いている六尺余りの斑竹の煙管を手にして、頭を低げてぶらぶら歩いて来た。
魯迅 風波 青空文庫
何しろ非常な心配事で、吸い込むのを忘れていると、象牙の吸口から出た六尺あまりの斑竹の先きにある白銅の火皿の中の火の光が、だんだんと黒ずんで来た。
魯迅 風波 青空文庫