態とらしい
わざとらしい
形容詞頻度ランク #42909 · 青空 0 例
標準
unnatural
文例 · 用例
勘次が草臥れた容子をして居るのが態とらしいやうに見えるので卯平は苦い顏をして、火の消えた煙管をぎつと噛みしめては思ひ出したやうに雁首を火鉢へ叩き付けた。
— 長塚節 『土』 青空文庫
「俺ら、鉋の持たねえ大工だ、鑿一|方つちんだから」といつて勘次は相手もないのに態とらしい笑ひやうをして女房等の居る方を見た。
— 長塚節 『土』 青空文庫
一九「おゝ暑え/\、なんち暑えこつたかな」おつたは前駒の下駄を引き擦つて「おや/\まあ能く斯うなあ、何處にも草だら一つなくつて、見ても晴々とする樣だ」と態とらしい樣にいつて庭に立つた。
— 長塚節 『土』 青空文庫
彼はおつたの態とらしい聲も聞かず、又近く立つた其の姿を眼に映さない譯には行かなかつた。
— 長塚節 『土』 青空文庫
態とらしい化粧と懷手をして左の肘を張つて足もと危く然かも勿體らしく歩を運ぶ處とは滑稽で又可憐である。
— 長塚節 『菜の花』 青空文庫
尾崎法相の生活は西園寺陶庵侯のそれと比べて技巧がいかにも態とらしい。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
』 お光も態とらしい欠伸をして、同じやうに早口で言つた。
— 上司小劍 『東光院』 青空文庫
とお雪さんが、何かしら狼狽の有様で、例のぱちくりする眼で素早く四方を見※したが、急に態とらしい咳払ひと共に立上つて、界の襖を引開けた。
— 加能作次郎 『乳の匂ひ』 青空文庫
作例 · 標準
彼の謝罪は、あまりにも態とらしく聞こえ、全く誠意が感じられなかった。
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わざとらしい感傷的なスピーチに、会場は少し冷めてしまった。
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「もう、その態とらしい演技はやめてよ」と、彼女は呆れたように言った。
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