献じる
けんじる
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to present
文例 · 用例
旅の男はそれから楚王にまみえて、かの首と剣とを献じると、王は大いに喜んだ。
— 捜神記(六朝) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
唯心を籠めて浄い心身を基督に献じる機ばかりを窺っていたのだ。
— 有島武郎 『クララの出家』 青空文庫
この辺で燐寸を得るには、駅の前に行き、そこの売店へ一銭銅貨を献じるより外に手がない。
— 海野十三 『深夜の市長』 青空文庫
苦茗をすゝる前に、まづ最初の一杯を観世音に献じる、そして仏といふものが、したしみふかい存在として示現する。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
「あの紋服と来た日にゃ、ある弁護士の細君をひっかけて、そのいきさつを書いた小説を御亭主の弁護士に献じるほど、すばらしい度胸のある人間なんだ。
— 芥川龍之介 『路上』 青空文庫
其が、讃歌と一つに考へられて、舞踊抜きに歌だけを献じる風を生じた。
— 万葉集以後の歌風の見わたし 『短歌本質成立の時代』 青空文庫
五ヵ国を割いて献じるといえば大譲歩しているようだが、備後一国をのぞくほかは、今なお争奪の地で、必ずしも、毛利方の領下として治められている地ではない」「仰せのとおりです」「さるを唯々として宗治の一命をも助け、和議に応じるわけにはゆかない。
— 第八分冊 『新書太閤記』 青空文庫
同朋がとりあえず、薫香散を煎じて来て献じると、秀吉は起きて、「これは、暑気|中りにもよい」 呟きながら、喉も大いに渇いていたところか、熱いのを、ふうふう云いながら飲みほした。
— 第八分冊 『新書太閤記』 青空文庫
作例 · 標準
神前にお神酒を献じ、今年一年の無病息災を熱心に祈願した。
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亡き恩師の霊前に、生前好んでいた花を献じることにした。
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勝利を祝って、最高級のワインを勝者に献じる。
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