シルフ
シルフ
名詞
標準
sylph
文例 · 用例
」「絞め殺すぞ、シルフエー!
— 牧野信一 『沼辺より』 青空文庫
水の面はところどころ、蜘蛛の網のように凍りはじめて、岸のシルフにも、湖にも、ため息ほどの風も吹かない、そして氷の間には、向う岸の雪の山や会堂の尖塔が、そのままはっきりと写っている。
— 辻村伊助 『スウィス日記』 青空文庫
ステインド・グラスのように、封ぜられた湖の上を、低くかすめて二羽の黒鴨が、寥しく鳴いて行くのを見たばかりで、岸は雪の中から生え茂げる、丈にあまるシルフの風に乱れるのが物さびしい。
— 辻村伊助 『スウィス日記』 青空文庫
村をはなれるとすぐアルプナッハの湖で、ルツァーンの湖水から枝分れするこの水は、ところどころに薄い氷を浮かべて、シルフにつつまれて静かにたたえた様子は、まるで変った感じをあたえておる。
— 辻村伊助 『スウィス日記』 青空文庫
街道はすぐ水際に沿うてゆくから、私は時々たち止って、シルフの間に遊んでいる水鳥に手頃な石を叩きつけたり、雪の上に腰を据えて煙草をふかしたりした。
— 辻村伊助 『スウィス日記』 青空文庫
雨足は、次第にしげくなって、水みちの白く乱れた湖には、水鳥が群れて遠浅にシルフの茂るあたりから、墨絵のように霞んでいる。
— 辻村伊助 『スウィス日記』 青空文庫
私はいく度も、湖のほとりをさまようた、水際のシルフはうら枯れて、入江の波の、ひたひたと根を洗うより外に、ものの響は聞えない。
— 辻村伊助 『スウィス日記』 青空文庫
風の精 シルフェ 消えよ。
— FAUST. EINE TRAGODIE 『ファウスト』 青空文庫
作例 · 標準
森の奥深くで、私はシルフのような美しい妖精に出会った気がした。
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バレエダンサーの優雅な動きは、まるでシルフが舞っているかのようだ。
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詩人は、空気の精であるシルフを題材に、幻想的な詩を紡いだ。
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