並み足
なみあし
名詞
標準
walking pace
文例 · 用例
この路に入りては人にあうことまれに、おりおり野菜の類を積みし荷車ならずば馬上|巻煙草をくわえて並み足に歩ませたる騎兵にあうのみ。
— 国木田独歩 『わかれ』 青空文庫
自分は、人並み足らずの、頭のない人間で、決して神様や仏様の乗りうつりでもなんでもありはしない。
— 山科の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
「そうれ」という声が聞こえるとやせ馬は力限りぐんぐん引き出したが、飛ぶどころの段でなく、並み足で進むのさえおぼつかなく、ただ足を細かく交互に動かすばかりで、豆粒のように背中へ浴びせられる三本の鞭に、うめきながら膝をつきそうになる。
— フョードル・ミハイロヴィッチ・ドストエフスキー 『罪と罰』 青空文庫
そりゃもうわっしが馬を追い立てたとか、声をかけなかったとかいうなら格別だが、けっして急いだんじゃなくて、並み足でやって来たんでございますからな。
— フョードル・ミハイロヴィッチ・ドストエフスキー 『罪と罰』 青空文庫
」 あわれな馬は実際もう並み足でしか歩いていなかった。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
馬車は並み足でどこを当てともなさそうに進んでいた。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
どうして並み足でゆっくり行くのだろう。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
竜騎兵らはピストルを皮の袋に入れ、サーベルを鞘に納め、短銃を鞍側につけたまま、陰鬱に期待するところあるかのように、黙々として馬を並み足に進ましてきた。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
作例 · 標準
「急ぐ旅でもないので、のんびりと並み足で宿場町までの道のりを楽しんだ」
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「馬を並み足に進めながら、騎士は遠くに見える城の様子をうかがっていた」
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「散歩の途中で足が疲れたので、駆け足から並み足に切り替えてゆっくり帰ることにした」
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