真鶴
まなづる異読 マナヅル
名詞
標準
white-naped crane (Grus vipio)
文例 · 用例
総六は、崖の、と呼ぶ、熱海の街を突切って、磧のような石原から浪打際へ出ようとする、傍の蠣殻屋根、崖の上の一軒家の、年老いた漁師であるが、真鶴崎へ鰹の寄るのも、老眼で見えなくなったと、もう鈎の棹は持って出ず、昼は人仕事の網の繕、合間には客を乗せて、錦の浦遊覧の船を漕ぐのが活計。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
中にも大島を遥かに望んで、真鶴の浜に対向う、熱海の海の岸一帯、火山が砕けた巌を飛び飛び、魚見岬に行く間、小石にも白波や、貝殻にも潮の花。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
その色の白いばかりも、この辺に類はないから、人々は総六が自讃する、怪しき鳥の挙動にはさもなくて、湯河原の雲を攀じ、吉浜の朝霽や、真鶴の霜毛に駕して、名だたる函嶺の裏関越え、小田原の神に使した、美しき使者をこそ、皆口々に讃め称えつれ。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
山懐のところどころ、一帯に産出する蜜柑の林に射入る旭に、金色の露暖かなれど、岩の衝と突出でた海の上に臨んでは、路の下を掻い潜って、崖の尾花を越す浪に、有明月の影の砕くる、冬の朝まだ七時というのに、早や吉浜を過ぎ、真鶴を越して、江の浦さして行く途中。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
時に真鶴の山中は、当世風の扮装した一のこの旅客を得て、はじめて湯治場へ行く道の、熱海街道となったのである。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
と見る見る頂から下り道、真鶴あたりの樹立の梢、目の下の森をさして、列車は颯と逆落し、風に綾ある紅、白、蒼、いろいろの小旗の滝津瀬、ひらひらと流るる状して、青海さして見えなくなる。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
十四五里日帰りにいたしまして、へい、何、そのくらいの事は、あの娘にゃわけなしで、手前どもが朝飯を頂きます時分、もう真鶴を越して、お関所にかかりましたという話。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
「真鶴へ鮪の寄るのが、番小屋から見えるまでは心配なしだと申しました。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
作例 · 標準
釧路湿原では、冬になると多くの真鶴が飛来する。
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真鶴の優雅な姿は、日本の冬の風物詩となっている。
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特別天然記念物である真鶴の保護活動が積極的に行われている。
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ウィキペディア曖昧さ回避
真鶴(まなづる) マナヅル - ツル目ツル科の鳥。 地名 真鶴町 - 日本の神奈川県足柄下郡にある町。 真鶴 (真鶴町)(読みは清音の「まなつる」) - 真鶴町の中心部にある大字。 真鶴 - 福岡県北九州市小倉北区の町名。 大相撲力士の四股名 真鶴政吉 (1841年生) - 大坂相撲に所属していた元大関。 真鶴政吉 (安政) - 元前頭3枚目。 真鶴秀五郎 - 元小結。 真鶴照久 - 元十両。 日本海軍の水雷艇 真鶴 (隼型水雷艇)(初代、1900年 - 1919年) 真鶴 (千鳥型水雷艇)(2代、1934年 - 1945年) まなづる - 日本の航空機の愛称。 日本陸軍のク7輸送グライダー。 C-47輸送機の海上自衛隊における愛称。 文学作品 真鶴 (川上弘美の小説) - 川上弘美の長編小説。 真鶴 (志賀直哉の小説) - 志賀直哉の短篇小説。
出典: 真鶴 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0