巨万の富
きょまんのとみ
表現名詞
標準
great wealth
文例 · 用例
------------------------------------------------------- 私が巨万の富を蓄えたとか、立派な家を建てたとか、土地家屋を売買して金を儲けて居るとか、種々な噂が世間にあるようだが、皆|嘘だ。
— 夏目漱石氏−収入−衣食住−娯楽−趣味−愛憎−日常生活−執筆の前後 『文士の生活』 青空文庫
巨万の富を蓄えたなら、第一こんな穢い家に入って居はしない。
— 夏目漱石氏−収入−衣食住−娯楽−趣味−愛憎−日常生活−執筆の前後 『文士の生活』 青空文庫
私にどうして巨万の富の出来よう筈があるか――と云うと、ではあなたの収入は?
— 夏目漱石氏−収入−衣食住−娯楽−趣味−愛憎−日常生活−執筆の前後 『文士の生活』 青空文庫
山城屋宗右衛門のその一瞥で、屋敷の隅々までも見透すほどの鋭い眼光は、彼が江戸諸大名の御用商人として、一代に巨万の富をかち得た偉れた彼の商魂によつて磨き出されたものである。
— 岡本かの子 『老主の一時期』 青空文庫
宗右衛門の幸福は、巨万の富を一代にかち得たばかりで満足出来なくて、あの春秋を一時にあつめた美貌を二人まで持つたと人々は羨んだ。
— 岡本かの子 『老主の一時期』 青空文庫
なにしろ相場で巨万の富を積んだ家のことであるから、その衣服も金目のかかったりっぱな物であったろう。
— 田中貢太郎 『娘の生霊』 青空文庫
われら巨万の富貴をのぞまず。
— 太宰治 『HUMAN LOST』 青空文庫
しかも巨万の富を貯えて印度貿易に関する限り非常な潜勢力を有し、非常時の内治、外交の裡面に重大な暗躍を試みているらしい事も、私が嘗て東京で、暴力団の用心棒をやっていた関係からチャンと睨んでいる。
— 夢野久作 『冥土行進曲』 青空文庫
作例 · 標準
祖父の遺産は巨万の富であり、家族全員が裕福になった。
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彼は一夜にして巨万の富を手に入れたが、すぐにそれを失った。
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宝探しで巨万の富を見つけたと、興奮して話していた。
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