独軍
どくぐん
名詞
標準
文例 · 用例
本年四月十日と五月十二日に独軍の使用した毒ガスは風向き急変のために却ってドイツ側へ飛んで行ったという記事がある。
— 寺田寅彦 『戦争と気象学』 青空文庫
塹壕戦の賭博4・7(夕) 西部戦線では敵味方の間に色々面白い事柄が起きるが、或日の事英軍と独軍との塹壕の間にある空地に、一匹の牝牛がひよつくり飛び出して来た。
— 大正七(一九一八)年 『茶話』 青空文庫
すると、英軍の塹壕から、小石を包んだ紙片が一つ、独軍の塹壕に投り込まれた。
— 大正七(一九一八)年 『茶話』 青空文庫
」 暫くすると、独軍の塹壕から、“O. K.”(承知した)といふ合図があつて、一マルクの銀貨が一つ空に光つた。
— 大正七(一九一八)年 『茶話』 青空文庫
独軍の塹壕で矢庭に小銃の爆ぜる音がしたが、弾丸は外つ方へ逸れてしまつた。
— 大正七(一九一八)年 『茶話』 青空文庫
独軍の塹壕から六マルク目の銀貨が光つたと思ふと、英軍はぱちりと巧くそれを狙ひあてた。
— 大正七(一九一八)年 『茶話』 青空文庫
そしてその中の六マルクだけを態々独軍の塹壕に持つて往つたものだ。
— 大正七(一九一八)年 『茶話』 青空文庫
お祖母様と黒猩々5・24(夕) 最近西部戦線で、独軍の砲弾の破片に撃たれた仏蘭西娘の一人が巴里の病院に収容された。
— 大正七(一九一八)年 『茶話』 青空文庫