足ずり
あしずり
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
stamping one's feet (in anger, frustration, etc.)
文例 · 用例
雲飛は足ずりして口惜がつたが如何することも出來ない。
— 國木田獨歩 『石清虚』 青空文庫
重兵衛は飛んだ方角へ迷って行ったために、一番おくれて帰って来たので、その惨劇を知るのが最も遅かったが、それを知ると彼はしばらく喪神したように突っ立っていたが、やがて足ずりして、「畜生、畜生」と繰り返して罵った。
— 岡本綺堂 『深川の老漁夫』 青空文庫
二 この天皇の皇后でいらしった岩野媛は、それはそれは、たいへんにごしっとのはげしいお方で、ちょっとのことにも、じきに足ずりをして、火がついたようにお騒ぎたてになりました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
嬌娜は足ずりして悲しんでとめどもなしに涙を流した。
— 田中貢太郎 『嬌娜』 青空文庫
どうかすると亡児も私も肝腎の聖書の言葉よりも、小谷さんが唇を舌の先で濡らす仕ぐさや、瞳をひきよせた眼つきや、足ずりする身ぶりなどに気をとられていた。
— 鷹野つぎ 『窓』 青空文庫
」と、思わずわたしは鸚鵡返しに言って、客間へ引返すと、お辞儀したり足ずりしたりし始めた。
— ツルゲーネフ 『はつ恋』 青空文庫
」 と、羽衣をなくした少女は、足ずりをして嘆いていました。
— 楠山正雄 『白い鳥』 青空文庫
三|年前に湖のそばで少女がしたように、足ずりをしてくやしがりましたが、かわいらしい白い鳥の姿は、果てしれない大空のどこかにかくれてしまって、天と地の間には、いくえにもいくえにも、深い霞が立ち込めたまま春の日は暮れていきました。
— 楠山正雄 『白い鳥』 青空文庫
作例 · 標準
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