一物
いちもつ異読 イチモツ
名詞頻度ランク #40528 · 青空 491 例
標準
one thing
文例 · 用例
同じく海の出て来るボオドレエルの詩だつて、「信天翁」だと、広々として一物も見えぬ、秋も終りの海が見えて来る。
— ――人と海―― 『海の詩』 青空文庫
芭蕉は、一物と他物との合体の瞬間に於ける妙といふことを、非常に大切にしたのであるが、そして恐らく此の事こそ俳句の最高眼目たるものでもあらうが、その眼目が射当てられるためには、蓋し情理的であるよりもおのづと感覚的である方が適切であるに相違ない。
— 中原中也 『新短歌に就いて』 青空文庫
馬場はときたま、てかてか黒く光るヴァイオリンケエスを左腕にかかえて持って歩いていることがあるけれども、ケエスの中にはつねに一物もはいっていないのである。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
おおきいふぐりをぶらさげて、さあ、この一物をどうして呉れる。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
一、一つの作品が生れたといふことは、今迄箒しか存在しなかつた所へ手拭が出来たといふやうに、新たに一物象が存在したことであり、従来あつたものの改良品が出たといふやうなこと以上である。
— 中原中也 『芸術論覚え書』 青空文庫
ラムボオは或一物に驚ろくとすると、彼は急ぎ過ぎたので、そして知能が十分だつたので、その驚きをソフィズム流に片附けた。
— 小林秀雄に 『小詩論』 青空文庫
『間拔奴、見損やがつたか、汝、記憶えとけ、深川の芳兄いてで鳴らしたもんだい、手前達の樣な、女たらしに、一文たりとも貰ふ覺えはないぞ、ヘツ、どうだい、その面は、いやにキヨロツキやがつて、憚乍ら口惜しけりや腕ツコキで來い、白痴ツ』『女たらし』の一言に力を罩めて憤怒の焔燃ゆるが如し、果然彼には一物あり。
— 萩原朔太郎 『二十三夜』 青空文庫
そうして同一物質の原子の中にある或る「個性」の胚子を認めんとしているものもある。
— 寺田寅彦 『春六題』 青空文庫
作例 · 標準
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例句2
例句3
例句4
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ulterior motive
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penis
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money
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