押し目
おしめ
名詞頻度ランク #31302 · 青空 0 例
標準
weakness
文例 · 用例
「あんよが出来出す一寸前頃は、一寸の油断もならないので、行李の蓋底におしめを沢山敷いて、その中に入れといたものだが、するとそのおしめを一枚々々、行李の外へ出して、それを全部出し終ると、今度はまたそれを一枚々々、行李の中へ入れたものだよ。
— ――世の母びと達に捧ぐ―― 『一つの境涯』 青空文庫
それでなくても乏しかった衣類の、大半を、戦火で焼いてしまったので、こんど生れる子供の産衣やら蒲団やら、おしめやら、全くやりくりの方法がつかず、母は呆然として溜息ばかりついている様子であるが、父はそれに気附かぬ振りしてそそくさと外出する。
— 太宰治 『父』 青空文庫
晴れた日には庭一面におしめやシャツのような物を干す、軒下には缶詰の殻やら横緒の切れた泥塗れの女下駄などがころがっている。
— 寺田寅彦 『イタリア人』 青空文庫
そうして物干し竿におしめがにぎやかに並びますわ。
— 有島武郎 『ドモ又の死』 青空文庫
「雨戸をおしめに成らんと不可ません。
— 泉鏡太郎 『露宿』 青空文庫
自分のものは、肌のものから、足袋まで、綺麗に片づけて、火熨斗を掛けて、ちゃんと蔵って、それなり手を通さないでも、ものの十日も経つと、また出して見て洗い直すまでにして、頼まれたものは、兄さんの嬰児のおしめさえ折りめの着くほど洗濯してさ。
— 泉鏡花 『陽炎座』 青空文庫
ごみためのやうな庭の隅に、まいにち腰卷やおしめを干してゐた。
— 萩原朔太郎 『散文詩・詩的散文』 青空文庫
ごみためのやうな庭の隅に、まいにち腰巻やおしめを干してゐた。
— 萩原朔太郎 『散文詩集『田舎の時計 他十二篇』』 青空文庫
作例 · 標準
例句