米俵
こめだわら
名詞
標準
bag of rice
文例 · 用例
その頃を見計らって箒で掃き集めると米俵に一俵くらいは容易に捕れるというのである。
— 寺田寅彦 『重兵衛さんの一家』 青空文庫
右の方のバックには構内の倉庫の屋根が黒く聳えて、近景に積んだ米俵には西日が黄金のやうに輝いて居り、左の方の澄み通つた秋空に赤や紫や色々の煙が渦卷き昇つて居るのが餘りに美しかつたから、いきなり繪具箱を柵の上に置いてWCの壁にもたせかけ大急ぎのスケッチをしようとした。
— 寺田寅彦 『寫生紀行』 青空文庫
彼は、頑丈で、闘志があって、米俵をかつぐ力持にかけては村中、誰も親爺に及ぶ者がなかった。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
伯母の夫は、足駄をはいて、両手に一俵ずつ四斗俵を鷲掴みにさげて歩いたり、肩の上へ同時に三俵の米俵をのっけて、河にかけられた細い、ひわ/\する板橋を渡ったりする力持ちだった。
— 黒島傳治 『浮動する地価』 青空文庫
米俵をかつぐのは、もう出来ないことだった。
— 黒島傳治 『浮動する地価』 青空文庫
右のほうのバックには構内の倉庫の屋根が黒くそびえて、近景に積んだ米俵には西日が黄金のように輝いており、左のほうの澄み通った秋空に赤や紫やいろいろの煙が渦巻きのぼっているのがあまりに美しかったから、いきなり絵の具箱を柵の上に置いてWCの壁にもたせかけ大急ぎのスケッチをしようとした。
— 寺田寅彦 『写生紀行』 青空文庫
秀吉は呆れて瞠った眼で、撥ね除けられた円い扁たいものを見ますと、それは米俵のさん俵でありました。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
頂上近く行つたとき、俺よりも少し先に一疋の黒馬が、米俵を一杯に背負はされてこれもやつぱり山越えをして居るので、俺よりもずつと先に出かけたのであらうが、俺は空身のことだから、そこで追ひついたのでありました。
— 平出修 『夜烏』 青空文庫
作例 · 標準
祭りの力自慢大会で、男たちが重い米俵を肩に担いで距離を競っている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
昔の年貢は米俵で納められており、その数が家の富の象徴でもあった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
藁で編まれた米俵は、通気性が良く米の保管に適した先人の知恵だ。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview