相通ずる
あいつうずる
動詞-ずる変動詞-自動詞
標準
to be common (to)
文例 · 用例
今日の新しき日本詩壇が、芥川君と同趣相通ずるのも、實にただこの一點にある。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
山の両側から掘って行くトンネルがだんだん互いに近づいて最後のつるはしの一撃でぽこりと相通ずるような日がいつ来るか全く見当がつかない。
— 寺田寅彦 『春六題』 青空文庫
が、どう眞似ても、それが藝術的價値を持ち得ないのは自明の理であるのに、その二者の表現し得る内容に一脈相通ずるものがあるために、いや、殆ど兄弟に似たものがあるために、多くの寫眞家達はその製作に盛に誘惑され、その作品を藝術がつて得意としてゐる。
— 南部修太郎 『文藝作品の映畫化』 青空文庫
この点では禅僧と収賄議員との間にもいくらか相通ずるものがあるかもしれない。
— 寺田寅彦 『涼味数題』 青空文庫
それからまた○○などで全国の科学研究機関にサーキュラーを発して、数々のかなり漠然たる研究題目とそれに対して支給すべき零細の金額とを列挙してそれらの問題の研究引受人を募ることがあるようであるが、あれなどもやはりこのイブラヒム老人の入れ歯の注文とどこか一脈相通ずるところがあるような気がするのである。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
喜怒愛憎の高潮に伴なう涙は理知や道徳などとは関係の薄い情緒的のものであるが、哀別離苦の焦心の涙にはよほど本能的なものがあって、純粋な肉体の苦痛によるものとかなりまで相通ずるものがありそうに思われる。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
乗客はみんな石ころであって自分もその中の一つの石ころになって周囲の石ころの束縛をあきらめているところにおのずから「三上」の境地と相通ずる点が生じて来る。
— 寺田寅彦 『路傍の草』 青空文庫
いきのよいさしみの光沢はどこか陶器の光沢と相通ずるものがある。
— 寺田寅彦 『青磁のモンタージュ』 青空文庫
作例 · 標準
例句
標準
to be mutually understood
作例 · 標準
例句
標準
to have a mutual connection
作例 · 標準
例句