掻い潜る
かいくぐる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
標準
to slip through
文例 · 用例
木々のあいだをかいくぐると芝地に出た。
— THE ADVENTURE OF THE SPECKLED BAND 『まだらのひも』 青空文庫
そこに小坊主も暗黙の間の同情心が発揮されたと見えるが、白い紙でこしらえた社交関税は、すげなくお角親方の手から拒絶して、押しつけるその手先をかいくぐるようにして、早くも先に立って、お庭先の舞台の方へ逸出してしまいましたから、さすがの親方も、すっかりテラされてしまいました。
— 椰子林の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
あゝ浪よ、ひとたびおまへの倦怠にたゆたつては、綿船の水脈ひく跡を奪ひもならず、旗と炎の驕慢を横切りもならず、船橋の、恐ろしい眼の下をかいくぐることも、出来ないこつた。
— OEVRES D'ARTHUR RIMBAUD 『ランボオ詩集』 青空文庫
わたくしも、その絡繹たる車の流れをかいくぐるように、御家財を積んだ牛車を宰領して、幾たび賀茂の流れを渡りましたやら。
— 神西清 『雪の宿り』 青空文庫
わたくしも、その絡繹たる車の流れをかいくぐるやうに、御家財を積んだ牛車を宰領して、幾たび賀茂の流れを渡りましたやら。
— 神西清 『雪の宿り』 青空文庫
雲の動いていくスピードと方向、そしてぼくがむかっている方向とを考えあわせると、ぼくのフォード・グラナーダは、その雨雲の下をかいくぐることになりそうだ。
— 片岡義男 『時差のないふたつの島』 青空文庫
それじゃあ、人のことは気にするな、そして法の網をかいくぐることの出来るように、網の目を見つけるんだ。
— Le Pere Goriot 『ゴリオ爺さん』 青空文庫