脱疽
だっそ
名詞
標準
gangrene
文例 · 用例
○四月、三代目沢村田之助、再び脱疽のために残る片足を切断す。
— 岡本綺堂 『明治演劇年表』 青空文庫
中村芝翫と共に、江戸末期より明治初年にわたって、満都の人気を集めたる女形にて、脱疽のために両足を切断し、更に両手を切断して舞台に立ちたるは、劇界有名の事実なり。
— 岡本綺堂 『明治演劇年表』 青空文庫
前の二人は種々の温度で脾脱疽菌の対抗力を試験したが、低温度(たとえば氷室の中)では幾日もの間貯蔵しておいても大してその発芽能力を失うようなことはないが、一〇〇度においてはわずか数時間でことごとく死滅してしまう。
— スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 『宇宙の始まり』 青空文庫
四世宗十郎の子、脱疽のために脚を截った三世|田之助の父である。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
癩病、脱疽、労咳、膈、到底|癒る見込みのない病人達でございます」これが松虫の返辞であった。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
」「脱疽のために左の腕が、肩から千切れた薬売り!
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
甲州弁にございました」「甘糟の逢った薬売りは、片足なかったということだ」「脱疽でござる。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
脱疽に相違ない」「さては薬売りは多人数と見える」「日本国津々浦々へ行き渡っていることでござろうよ」「欲しいものだ、是非欲しい。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
作例 · 標準
糖尿病の合併症として、手足の脱疽が進行することがある。
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創部からの感染が広がり、脱疽に至るケースもある。
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患部を切除しないと、脱疽が全身に回る危険性がある。
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