海運業
かいうんぎょう
名詞
標準
shipping industry
文例 · 用例
もし、そのフランス人が僕の想像どおり実際この凶行に関係がないとするなら、昨晩、僕が帰りに『ル・モンド』(これは海運業専門の新聞で、水夫たちのよく読むものだ)社へ頼んでおいたこの広告を見て、その男はきっとこの家へやって来るだろうよ」 彼は私に一枚の新聞を渡した。
— THE MURDERS IN THE RUE MORGUE 『モルグ街の殺人事件』 青空文庫
日本の海運業界には、ペルシャ湾奧への航行禁止を申し合わる動きもありましたが、紅海からスエズ運河を抜けるのは危険ではないとの船長の判断があり、最終的には予定通り進むと決めました。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
第一次大戦のとき日本で儲けたのは海運業者であった。
— 宮本百合子 『便乗の図絵』 青空文庫
そこへ行くと、アムステルダムとかロッテルダムとかの海港都市は、近世初期のオランダ海運業の隆盛と共に発展した土地だけあって、形貌からいっても実質からいっても、一種の国際都市的特色を持っていて、ある意味ではオランダ的でないといってもよいだろう。
— 野上豊一郎 『レンブラントの国』 青空文庫
海運業のにわかな発達、船舶の増加、学生の海外留学なぞは皆その結果で、その他あるいは兵制に、あるいは物産に、後日のために計るものはいずれもまず力をその藩に尽くしはじめた。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
彼とその船乗こそ、一八五一年の「七つの海」――太平洋とシナ海とインド洋と大西洋を掌握した米国海運業の、そしてそれが起因をなしたカリフォルニア黄金狂時代の、もっとも美しい誇らしいシンボルだったのだ。
— 服部之総 『汽船が太平洋を横断するまで』 青空文庫
伯は善く貴族と平民との思想を聯結せり、官吏と代議士との感情を聯結せり、軍人と文學者との意見を聯結せり、銀行家も、工業家も、地主も、小作人も、若しくは相場師、貿易家、鐵道屋、海運業者も、皆伯の不思議なる概括力に依て聯結せられ、毫も伯の性格に於て相扞格すべき障害あるを見ざりき。
— 鳥谷部春汀 『明治人物月旦(抄)』 青空文庫
伯は善く貴族と平民との思想を聯結せり、官吏と代議士との感情を聯結せり、軍人と文学者との意見を聯結せり、銀行家も、工業家も、地主も、小作人も、若しくは相場師、貿易家、鉄道屋、海運業者も、皆伯の不思議なる概括力に依て聯結せられ、毫も伯の性格に於て相扞格すべき障害あるを見ざりき。
— 鳥谷部春汀 『明治人物月旦(抄)』 青空文庫