冥加金
みょうがきん
名詞
標準
monetary offering (to a temple or shrine)
文例 · 用例
勿論、あたり札、百両といっても、そのうち二割の二十両は冥加金として奉納して来たので、実際自分のふところにはいっているのは金八十両であるが、その時代の八十両――もとより大金であるから、彼は差しあたりの処分にひどく悩んだ。
— 岡本綺堂 『放し鰻』 青空文庫
「今のやうなことは無かつたやろが、年貢の外に、運上や冥加金やいふて、兎角百姓と洗濯もんは、絞られるもんや。
— 上司小劍 『太政官』 青空文庫
座は同業が相聯合して政府に冥加金のやうなものを納める。
— 竹越與三郎 『日本の眞の姿』 青空文庫
見よかの問屋なるものは政府と特別の条約を結び、その冥加金なるものを上納し、その株式なるものを得、もって公開競争の道を絶ち、もってその専門商業の利益を壟断したるにあらずや。
— 徳富蘇峰 『将来の日本』 青空文庫
その冥加金額は旧制により変更するところなし。
— 徳富蘇峰 『将来の日本』 青空文庫
人が斬りたいばかりに天狗へ走った大之進も理窟が嫌いなところからまた江戸へ舞い戻ってみると、天下は浪人の天下、攘夷の冥加金を名として斬奪群盗が横行している始末に、大之進つくづく考えると徳川三百年の余命幾何とも思われない。
— 霙橋辻斬夜話 『早耳三次捕物聞書』 青空文庫
開いて見ると、小判で十五両、この間から始まった、「疾風」の冥加金でしょう。
— 八人芸の女 『銭形平次捕物控』 青空文庫
先代――お照の夫の太左衞門の代になつてから、幕府の誅求がひどくなり、町人百姓の金を持つて居る者は、賦役、冥加金、御用金などの名儀で、返して貰ふ當てのない金を公儀に納めさせられるので、太左衞門は一生の智慧を絞つて、全部の有金を隱匿してしまつたのです。
— 富士見の塔 『錢形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
お寺の改修のため、多くの人が冥加金を寄付した。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
彼は地域の神社に毎年、冥加金を奉納している。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
冥加金によって、歴史ある文化財が守られている。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
標準
form of Edo-period business tax
作例 · 標準
当時の商人は、営業許可を得るために冥加金を支払った。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
冥加金は、江戸時代の経済活動に深く関わる制度だった。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
一部の特権的な商人は、多額の冥加金を納めていた。
Illusions AI · gemini-2.5-flash