サラファン
サラファン
名詞
標準
sarafan (type of garment)
文例 · 用例
反対のもっと光線のすくない方の壁に、この間うち開かれていた現代ロシア美術展のとき売っていた赤いサラファンを着た太った若い女の絵の色刷りがはってある。
— 宮本百合子 『二つの庭』 青空文庫
冬宮のぐるり、目抜きの大通りは、人馬の物音をやわらげる木煉瓦でしきつめられていたが、壺売りの婆さんがジプシー女のようにサラファンの裾をひろげて大小様々の壺をあきなっている運河の橋をわたって、もう一つの地区へ出ると、そこはもうモスク※がそうであるように、すりへったごろた石じきの町々であった。
— 宮本百合子 『道標』 青空文庫
そして、白い木綿のちょいとした半袖ブラウスの上から、鼠色地にこまかい更紗模様のあるサラファンを着て、クリーム色のプラトークで陽気に頭をつつんだ血色のいい大柄な女が入って来た。
— 宮本百合子 『道標』 青空文庫
」 白黒の女は、椅子から立ち上りながら、「わたしたちの主任です」 伸子たちにそう告げて、サラファンのひとに向って伸子たちが日本の婦人作家であること。
— 宮本百合子 『道標』 青空文庫
「わたしたちは、みんなのために働いているんだから……」 白黒が立ってそこから去ったあとの椅子に、かわってサラファンのひとがかけた。
— 宮本百合子 『道標』 青空文庫
あなたがたは遠くから来ていらっしゃるのだから、ここでの時間は有効につかわなくてはなりません」 サラファンのひとは、その室にいた別の女に云ってソヴェトの構成図の印刷したものを伸子たちに与えた。
— 宮本百合子 『道標』 青空文庫
わたしたちのところでは、子供たちもぐんぐん育っていますけれど、婦人たちの成長ぶりはすばらしいです」 このサラファンのひとが、伸子たちを婦人代議員たちのために政治講習会が開かれている室へつれて行った。
— 宮本百合子 『道標』 青空文庫
うしろに空いていたベンチに伸子たちと並んでかけて、クリーム色プラトークのひとは、更紗模様のサラファンの下で楽々と高く膝を組み、その上へむきだしの太い肱をつき、顎を支え、断髪を赤いプラトークでつつんだ二十七八の講師の話が終るのを待った。
— 宮本百合子 『道標』 青空文庫
作例 · 標準
ロシアの民族衣装であるサラファンは、色鮮やかだ。
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彼女は友人の結婚式に、美しいサラファンを着て出席した。
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サラファンは、ノースリーブのドレスのような形をしている。
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ウィキペディア
サラファン とはロシアの女性がルバシカ(ブラウス)の上に着るジャンパースカートに似た民族衣装である。伝統的なものは、現在はもっぱら伝統・民族芸能などの衣装として用いられる。
出典: サラファン — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0