数珠つなぎ
じゅずつなぎ
名詞
標準
文例 · 用例
片っ端から数珠つなぎにするからそう思ってくれ」 嵩にかかって、嚇されたお初はわっと泣き出した。
— 猫騒動 『半七捕物帳』 青空文庫
「もしそうならば、大目に見て置くどころか、あいつらを数珠つなぎにしなけりゃあならねえ。
— 正雪の絵馬 『半七捕物帳』 青空文庫
そこへ行きゃ、七つの駕籠かきどもが数珠つなぎになってころがっているはずだからね。
— 七七の橙 『右門捕物帖』 青空文庫
いずれ、数珠つなぎにしてこかし込んであるへやは、どこかうちの奥のほうにちげえねえからね、こっそりと庭先へ回ってみましょうよ」 じつにいい気な男でした。
— 七七の橙 『右門捕物帖』 青空文庫
野郎ども、だんなのおっしゃるとおり、手を引きな」 だんだら団兵衛とは名のるにもおこがましいような名まえだが、とにかくひざの下のやつも一人まえの親分とみえて、しかりつけたところを、得意の伝六がかたっぱしから数珠つなぎ――。
— 妻恋坂の怪 『右門捕物帖』 青空文庫
すると、煤ばんだ天井の孔から、物陰から、家中の鼠が次から次へと数珠つなぎにぞろぞろと這ひ出して来て、庭先に小さな頭を押し並べた。
— 薄田泣菫 『独楽園』 青空文庫
例の用心棒連はその押し合いへし合いしている中に数珠つなぎになってうなだれている。
— 夢野久作 『冥土行進曲』 青空文庫
さっき話したトンネルと回転扉の数珠つなぎだ。
— 海野十三 『三十年後の世界』 青空文庫