幻辞.com

屏風岩

びょうぶいわ
名詞
1
標準
sheer cliff
文例 · 用例
前の峰からは、大残雪が横尾の谷へと白く走っている、御幣岳からずり下りに、梓川の方へと立て廻わす大岩壁は、屏風岩とも、仙人岩とも言うそうで、削ったようなのが、大手をひろげて立ち塞がっている、東の空にピラミッド形をしてそそり立っているのは、常念岳らしい。
小島烏水 谷より峰へ峰より谷へ 青空文庫
また其の岬を大蛇灘が巻いて、めぐつて、八|雲崎、日暮崎、鴨崎、御室、烏帽子岩、屏風岩、剣岩、一つ一つ、神が斧を打ち、鬼が、鉞を下した如く、やがては、巨匠、名工の、鑿鏨の手の冴に、波の珠玉を鏤め、白銀の雲の浮彫を装ひ、緑金の象嵌に好木奇樹の姿を凝らして、粧壁彩巌を刻んだのが、一|目である。
泉鏡太郎 十和田湖 青空文庫
第十四回 海底の造船所大佐の後姿がチラリと見えた――獅子狩は眞平御免だ――猛犬稻妻秘密の話――屏風岩――物凄い跫音――鐵門の文字 其翌朝日出雄少年と私とが目醒めたのは八|時※で櫻木海軍大佐は、武村兵曹をはじめ一隊の水兵を引卒れて、何處へか出去つた後であつた。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
屏風岩の上を二十ヤードばかり進むと、正面に壁のやうに屹立つたる大巖石の中央に、一個の鐵門があつて、其鐵門の前には、武裝せる當番の水兵が嚴肅に立つて居つたが、大佐等の姿を見るより、恭しく敬禮を獻げた。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
例の屏風岩の上から直ちに運轉を試みて見ると最良の結果で、號鈴リン/\と鳴りひゞき、不思議なる機關の活溌なる運轉に從つて十二|個の外車輪が、岩を噛み、泥を蹴つて疾走する有樣は、吾ながら見事に思はるゝばかり、暫時喝采の聲は止まなかつた。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
それと同時に、一旦家に歸つた櫻木海軍大佐は、金モールの光燦爛たる海軍大佐の盛裝で、一隊の水兵を指揮して、屏風岩の下なる秘密造船所の中へと進入つた。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
大佐は、直ちに此問には答へんとはせで、頭を廻らして、彼方なる屏風岩の方を眺めたが、沈欝なる調子で『君は今朝になつて、秘密造船所の内部を檢査しましたか。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
『未だ實見はしませんが、御覽の通り、海面から餘程高いあの屏風岩の尖頭にも、海草が打上げられた程ですから、秘密造船所の内部は無論海潮の浸入のために、大損害を蒙つた事でせう、それが何か憂ふ可き事の原因となるのですか。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
作例 · 標準
海岸線には、屏風岩がそそり立ち、壮観な景色を作り出している。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
船は屏風岩のすぐ脇を通り抜けた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
あの屏風岩の上には、珍しい鳥が生息しているらしい。
幻辭AI · gemini-2.5-flash