管守
かんしゅ
名詞
標準
文例 · 用例
姫はふと基督再生祭前のこの頃閉館中なる羅馬の畫廊の事を思ひ出でゝ、かゝる時好き傳を得て往き看ば、いと面白かるべしといふに、姫の願としいへば何事をも協へんとおもふわれ、幸にボルゲエゼの館の管守、門番など皆識りたれば、そは容易き事なりとて、あくる朝姫と媼とを伴ひ往かんことを約しつ。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
翌朝は夙く起き、管守を訪ひて預めことわりおき、さて姫と媼とを急がせつゝ共にボルゲエゼの館に往きぬ。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
ぼくらが参詣している間に、竹箒を持った二、三名の陵墓管守が、そこらの落葉をかき集めて、番茶をわかしてくれる。
— 吉川英治 『随筆 新平家』 青空文庫
すると、御陵管守が「白峯寺は、上の道ですが」と注意してくれる。
— 吉川英治 『随筆 新平家』 青空文庫
こう見て来たうち、御陵管守の小屋の裏崖に沈んでいた一基の燈籠だけがとても古態であった。
— 吉川英治 『随筆 新平家』 青空文庫