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所構わず

ところかまわず
表現副詞
1
標準
irrespective of the occasion
文例 · 用例
鉱山のお客だとか云う三人|連が、昨夜から柳屋の奥に飲み明していて、今朝も早天から近所構わずに騒いでいたが、もう大抵騒ぎ草臥れたと見えて、午頃には生酔も漸々に倒れて了った。
岡本綺堂 飛騨の怪談 青空文庫
部屋一杯に和漢の書物が所構わず積んであって、その上に骨がある。
日光に現れた退屈男 旗本退屈男 第八話 青空文庫
「僕が君の細君に連れられて支倉の宅へ行った時には、何だか騒ぎがあったようだね」「――――」「細君が、お篠さんとか云ったね、大そう腹を立てゝいたじゃないか」「あいつはどうも無教育で、所構わず大声を出すので困るのです」 浅田はポツリ/\答えた。
甲賀三郎 支倉事件 青空文庫
見ればリノリウムを敷き詰めた床の上には、なるほどそのような妖怪の暴れた跡らしく、点々としておびただしいガラスのかけや血海のほかに、なんとなくぬらぬらした穢らしい色の液体が、ところかまわずベタベタと一面にこぼれており、それがまたなんとも言えない生臭いような臭気をさえ、室中に漂わせているのだ。
大阪圭吉 灯台鬼 青空文庫
見渡せば、お部屋の中は大変な有様で、旦那様もかなり抵抗なさったと見え、枕や座布団や火箸なぞがところかまわず投げ出されているのでございます。
大阪圭吉 幽霊妻 青空文庫
」 こういってたぬきが火ぶくれになって、赤肌にただれている背中を出しますと、うさぎはその上に唐がらしみそをところかまわずこてこてぬりつけました。
楠山正雄 かちかち山 青空文庫
木の下だの、一日ぢゅう陽のあたらないところは駄目、みんな、ところかまわず植えればいいってものぢやないものね。
林芙美子 お父さん 青空文庫
そうした夜昼なしの放浪の間、私は浅草でも、新橋でも、横須賀でも、鎌倉でも、ところかまわず、酒と催眠剤を飲み歩いていたが、絶えず夢うつつのように桂子の幻が浮んでいた。
田中英光 野狐 青空文庫
作例 · 標準
彼は緊張すると、所構わず大きなあくびをしてしまう癖がある。
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公共の場で所構わず大声で電話をするのは、マナー違反だ。
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子供たちは楽しそうに、所構わず泥だらけになって走り回っていた。
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所構わず(ところかまわず) — 幻辞.com