新枕
にいまくら
名詞
標準
bridal bed
文例 · 用例
このくすぐつたさを處女だとすると、つら/\惟るに、媒灼人をいれた新枕が、一種の……などは、だれも聞かないであらうか、なあ、みゝづく。
— 泉鏡太郎 『木菟俗見』 青空文庫
」「…………」「なあ、貴方、」「…………」「ええ、多一さん、新枕の初言葉と、私もここでちゃんと聞く。
— 泉鏡花 『南地心中』 青空文庫
新枕は長鳴鶏の夜があけるまでは待かねる。
— 泉鏡花 『南地心中』 青空文庫
唯だ婦は此の如く打明けて物言ふ性ならねば、新枕の樂しさを殿に讓りて、おのれは新佛の通夜することゝなりぬ。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
處女が新枕の節、全身に汗をかく者か。
— 南方熊楠 『蓮の花開く音を聽く事』 青空文庫
然し、恐※して破身の際一身より冷汗を出すは、牡丹奇縁の記事にもあり、源語源氏が紫の上と新枕の條にも「思ひの外に心うくこそおはしけれな、人もいかに怪しと思ふらんとて、御衣を引やり給へば、汗に押浸して額髮もいたうぬれ給へり」と有ば、汗とみる方宜しからうと思ふ。
— 南方熊楠 『蓮の花開く音を聽く事』 青空文庫
怖い紛れにお累は新吉に縋り付く、その手を取って新枕、悪縁とは云いながら、たった一晩でお累が身重になります。
— 三遊亭圓朝 『真景累ヶ淵』 青空文庫
その晩のおとく孝助の新枕を「玉椿八千代までと思い思った夫婦中、初めての語らい、誠にお目出たいお話でございます」云々とまことにいやらしくなく、簡潔の中に一味清純な艶かしさをたたえていて凡手でない。
— 「怪談牡丹燈籠」「江島屋騒動」「怪談乳房榎」「文七元結」「真景累ヶ淵」について 『我が圓朝研究』 青空文庫
作例 · 標準
披露宴を終えた二人は、緊張と幸せが入り混じる中で新枕を交わした。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
夫婦として初めて共に眠る新枕の夜、外では静かな雨が降っていた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
古典文学には、高貴な身分の男女が新枕を共にする描写がしばしば見られる。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview