律例
りつれい
名詞
標準
文例 · 用例
明治六年五月に頒布せられた「改定律例」にも、やはり謀反、大逆の罪に関する箇条は載せられなかった。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
伯のこの議論は、当時極端なる急進説と認められたので、明治六年発布の「改定律例」にも採用せられなかったが、爾来十年を経たる後、明治十三年発布の刑法に至って、漸く採用せられたのである。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
我邦においては、慶応二年に出版になった福沢氏の「西洋事情」には、合衆国のコンスチチューシオンを合衆国「律例」と訳してある。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
之に拘らずこの條項を犯す者が尠くない(『大清律例集要新編』卷二十五下參看)。
— 桑原隲藏 『支那人間に於ける食人肉の風習』 青空文庫
政法科は我法科大學に當り、西洋の法律政治經濟を授くる所なれど、矢張政治科には第一に大清會典要義といふ課目があり、又法律科にも大清律例要義がある。
— 狩野直喜 『支那近世の國粹主義』 青空文庫
勿論 Staunton が律例を譯するには將來支那の領土が英國に割讓さるゝことを豫想して居たとも思はれぬ。
— 狩野直喜 『續狗尾録』 青空文庫
然れども大清律例が英國人の手になつた殆んど最初の飜譯たることを思ひ、之を明末より清初に懸けて支那に居つた耶蘇會士の連中が、四書五經といふ樣な古典より研究を始めたことゝ比較して考へると、少からぬ興味がある。
— 狩野直喜 『續狗尾録』 青空文庫
その『万葉』の古文辞より、王代の政刑律例に及び、『古事記』より王代歴世の史に到り、その他歌詞雑文の学より、延いていわゆる一種の神典に及ぶまで、彼らが探討講索の結果は、復古的革命を激成するの媒介たらざるはなかりき。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫