口書き
くちがき
名詞動詞-サ変
標準
writing with the brush in one's mouth
文例 · 用例
はじめは気の変わりやすい、怒りっぽい惣七の口書きをすることは、大変な仕事だったが、それも、慣れてしまうと、このごろのように楽なものになって来た。
— 林不忘 『巷説享保図絵』 青空文庫
その側で口書きを取つて居るのは、得意滿面の三輪の萬七、お神樂の清吉。
— 紅い扱帶 『錢形平次捕物控』 青空文庫
お孃樣をおびき出して望月丹後の屋敷につれ込み、その最期まで見て居た金兵衞が、悉く白状した上、口書きまで取つてありますから間違ひ御座いません」「何んと言はれる」 芝田要の驚きは、やがて主人清左衞門の説明で、激しい忿怒に變つて行きました。
— 閉された庭 『錢形平次捕物控』 青空文庫
それぢや錢形の親分が來る迄に、口書きの用意でもして置かう」 六丁目の銀六が、宜い心持さうに立ち去つた後、平次の背後からそつと囁く者があるのです。
— 死人の手紙 『錢形平次捕物控』 青空文庫
「もう宜いよ、此上は自身番に預けてある本人の徳太郎に當つて、口書きを取るまでさ、――ぢや後を頼むぜ、錢形の親分」 猪之助はひどく自尊心を傷つけられた樣子で、憤々として歸つて行きます。
— 女臼 『錢形平次捕物控』 青空文庫
謎の箱一「お願ひだ、親分、お粂を助けてやつて下さい、今日中に口書きを取つて、八丁堀へ送ると、お神樂の清吉の野郎があつしの前でフヽンと鼻を鳴らしましたよ」 八五郎は明神下までついて來て、執こく平次に食ひ下がるのです。
— 鬼女 『錢形平次捕物控』 青空文庫
その側で口書きを取っているのは、得意満面の三輪の万七、お神楽の清吉。
— 紅い扱帯 『銭形平次捕物控』 青空文庫
ところが、その間に三輪の万七親分は、力松を責めて口書きを取ったという話もある。
— 蜘蛛の巣 『銭形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
両手の自由を失った書道家が、口書きで力強い作品を書き上げた。
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彼は病室のベッドの上で、口書きを使って家族への感謝の手紙を綴った。
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口書きの練習を始めた当初は、筆を安定させることさえ難しかったという。
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標準
foreword
作例 · 標準
本の冒頭にある口書きには、著者がこの物語を書くに至った経緯が記されている。
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著名な評論家がこの小説の口書きを寄せており、作品の価値をさらに高めている。
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「まずは口書きを読んで、著者の意図を理解してから本編に入ろう」
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標準
affidavit
作例 · 標準
奉行所での取り調べの内容をまとめた口書きに、彼は静かに署名した。
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裁判の証拠として、事件当日の様子を詳しく記した口書きが提出された。
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彼の供述が正確に記録されているか、役人は口書きを読み上げた。
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