屑々
屑々
名詞
標準
文例 · 用例
『白南風』一卷、もとより屑々の歌集にして、何らの氣に負ふべきものなし。
— 北原白秋 『白南風』 青空文庫
『白南風』一巻、もとより屑々の歌集にして、何らの気に負ふべきものなし。
— 北原白秋 『白南風』 青空文庫
ヂュリエットがゐやる此處は天國、こゝに住む限りは猫も犬も※鼠も、どのやうな屑々物も、姫の顏が見らるゝゆゑ天國にゐるのぢゃが、ロミオにはそれが能はぬ。
— ROMEO AND JULIET 『ロミオとヂュリエット』 青空文庫
が、それ丈に又、同時代の屑々たる作者輩に対しては、傲慢であると共に飽迄も不遜である。
— 芥川龍之介 『戯作三昧』 青空文庫
堕落か成功か、其様な屑々な評価は如何でも構わぬ。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
小心怯胆屑々乎たる小人の彼は、身をめぐる自然の豪快を仮って、纔に自家の気焔を吐くことが出来る。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
が、それだけにまた、同時代の屑々たる作者輩に対しては、傲慢であるとともにあくまでも不遜である。
— 芥川龍之介 『戯作三昧』 青空文庫
さうして民族的特質の中にある可能性を歩々に實現し行く者は、彼の屑々たる民族主義者流の間にあるよりも、恐らくは民族的傳統に對する反逆者の間にある。
— 阿部次郎 『三太郎の日記 第三』 青空文庫