寄加
寄加
名詞
標準
文例 · 用例
京都の町奉行|関出雲守がお輿の先を警護し、お迎えとして江戸から上京した若年寄加納遠江守、それに老女らもお供をした。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
ちょうど今日は富の日だというので、それから大勢の人を集めて寄加持をすることになった。
— 勝夢酔 『安吾史譚』 青空文庫
それをジッと見ていた夢酔が、ちょッと待て、と進みでて、「はじめて寄加持を見て恐れ入った。
— 勝夢酔 『安吾史譚』 青空文庫
しかし、これはずいぶん出来ることだろう」 すると南平がまだ答えないのに、仕立屋が口をだして、「寄加持には特別の法があるから、勝さまが威張ってもダメでござんす」「良くつもッてみろ。
— 勝夢酔 『安吾史譚』 青空文庫
仕立屋の件はそれでおさまったが、「お前がそれほど出来ると思うなら、ただちに寄加持をやってみろ」 と大勢の者が云う。
— 勝夢酔 『安吾史譚』 青空文庫
そういうことが重って南平は夢酔を恨み二人は仲がわるくなったが、夢酔はカゲ富に寄加持の手を用い、五両、十両、二十両というようにそれから何度ももうけた。
— 勝夢酔 『安吾史譚』 青空文庫