幻辞.com

名詞
1
標準
文例 · 用例
「あんなところが登れようかね」と、岩壁の白いを指しながら、話の緒を引き出したところが、あすこは嘉門次が、つい去年、山葵取りに入りこんで、始めて登ったところで、未だ誰もその外に、入ったものはないと言うので、私はふと聞き耳を立てた。
小島烏水 谷より峰へ峰より谷へ 青空文庫
そこから廻り縁になって、別の一室にも、槍、刀、鉄砲などが「なげし」にかけられて、山東京伝的|草艸紙興味を味わせるのに十分であった。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
竹のステッキで、海浜の雑草をぎ払いぎ払い、いちどもあとを振りかえらず、一歩、一歩、地団駄踏むような荒んだ歩きかたで、とにかく海岸伝いに町の方へ、まっすぐに歩いた。
太宰治 黄金風景 青空文庫
刀もって奮戦するなんて、いやなこった。
太宰治 火の鳥 青空文庫
あたし、ちびだから、刀に負けちゃう。
太宰治 火の鳥 青空文庫
刀もつて奮戦するなんて、いやなこつた。
太宰治 火の鳥 青空文庫
あたし、ちびだから、刀に負けちやふ。
太宰治 火の鳥 青空文庫
男は女から十歩ばかり離れて歩きながら、ステツキを振つてみちみちの夏草をぎ倒してゐた。
太宰治 陰火 青空文庫