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余所ながら

よそながら
副詞
1
標準
while at a distance
文例 · 用例
何は措ても、余所ながら真砂町の様子を、と思うと、元来お蔦あるために、何となく疵持足、思いなしで敷居が高い。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
名高い医学士でお在なさるから一ツ河野さんの病院へ入院してはどうか、余所ながらお道さんのお顔を見られようから、と云いましたが、もっての外だ、と肯きません。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
婦人は唯御新姐一人、それを取巻く如くにして、どやどやと些と急足で、浪打際の方へ通ったが、その人数じゃ、空頼めの、余所ながら目礼|処の騒ぎかい、貴下、その五人の男というのが。
泉鏡花 春昼 青空文庫
余所ながら姉上の姿見ばやと思いて、木槿垣の有りしあとと思うあたりを、そぞろ歩行して、立ちて、伺いしその暮方なりき。
泉鏡花 照葉狂言 青空文庫
何も三年越見なかった人なり、殊にそういう知己の婆さんが在って見れば、これをつてで、また余所ながら尋ねられないこともないが、何となく、急に見たい。
泉鏡花 式部小路 青空文庫
冷眼に哲学や文学の上の動揺を見てゐる主人の翁は、同時に重い石を一つ一つ積み畳ねて行くやうな科学者の労作にも、余所ながら目を附けてゐるのである。
森鴎外 妄想 青空文庫
彼は親友の前に自の影を晦し、その消息をさへ知らせざりしかど、陰ながら荒尾が動静の概略を伺ふことを怠らざりき、こ回その参事官たる事も、午後四時発の列車にて赴任する事をも知るを得しかば、余所ながら暇乞もし、二つには栄誉の錦を飾れる姿をも見んと思ひて、群集に紛れてここには来りしなりけり。
尾崎紅葉 金色夜叉 青空文庫
貫一もこれを入りて、余所ながら過来し厨に、酒の香、物煮る匂頻りて、奥よりは絶えず人の通ふ乱響したる、来客などやと覚えつつ、畔柳が詰所なるべき一間に導かれぬ。
尾崎紅葉 金色夜叉 青空文庫
作例 · 標準
余所ながら、彼の成功を心から願っている。
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遠く離れた故郷の友人たちの活躍を、余所ながらいつも応援している。
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余所ながら、彼の仕事の様子を注意深く見守っていた。
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余所ながら(よそながら) — 幻辞.com