抄物
しょうもの異読 しょうもつ
名詞
標準
Muromachi-period texts or annotations of texts used in Zen lectures
文例 · 用例
すなはち和歌、管絃、往生要集ごときの抄物を入れたり。
— 鴨長明 『方丈記』 青空文庫
かく席暖まるいとまもなく、京田舎を出入した宗祇は、晩年遠国下向の時となると、その平素もっとも大切にしている『古今集聞書』以下、和歌、『左伝』、抄物等を一合の荷にまとめ、人丸の影像とともに、これを実隆のもとに預けて出発するを例とした。
— 原勝郎 『東山時代における一縉紳の生活』 青空文庫
そんなことをしなくったって、どうせみんな、狂ってしまうでしょうもの。
— ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 『かけっこ』 青空文庫
何の御役に立ちましょうものでもござりますまいに。
— 幸田露伴 『雪たたき』 青空文庫
ああ、叶屋の二階で田之助を呼んだ時、その男衆にやった一包の祝儀があったら、あのいじらしい娘に褄の揃ったのが着せられましょうものなぞと、愚痴も出ます。
— 泉鏡花 『政談十二社』 青空文庫
生の栗がございますが、お米が達者でいて今日も遊びに参りましたら、灰に埋んで、あの器用な手で綺麗にこしらえさして上げましょうものを。
— 泉鏡花 『政談十二社』 青空文庫
大隅には後妻の里があり、戸部の伯父は大きな農園をもそこで経営しているとのことです故さぞ立派な財産をおもちでしょうものを、今更羨やんだところで詮ないことでございます。
— 矢田津世子 『旅役者の妻より』 青空文庫
そして、階段の上へ出ると(ここが、千番に一番の兼ね合い、首尾よく、音も無く降りましょうものなら、お手拍子、御喝采、テテンテンってんだ) 庄吉は、階段の板を踏んで、音の立つのを恐れた。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
作例 · 標準
禅宗の僧侶は、室町時代の抄物を読み解き、教えを深めていた。
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この研究では、当時の禅寺で用いられていた抄物の写本を分析する。
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博物館の展示には、貴重な仏教関連の抄物がいくつか含まれていた。
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標準
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作例 · 標準
古典文学の抄物を書くことは、そのエッセンスを理解する上で重要だ。
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彼は、難解な古文書から重要な部分を抄物としてまとめた。
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この学会では、古典の抄物とその解釈に関する発表が行われた。
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