恰是
恰是
名詞
標準
文例 · 用例
あの瞼の紅と云ふものが、恰是、醉へる芙蓉の如しさ。
— 泉鏡太郎 『みつ柏』 青空文庫
三絶句の其一に「不妨鳩語頻呼雨、恰是軽陰宜看梅」の句がある。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
荻生徂徠が、兩國橋邊動櫂歌 江風涼風水微波怪來岸上人聲寂 恰是彩舟宮女過 と詠じたのは、舟遊びをほめあげるために陸には人が居ないやうにいつてゐるし、千人が手を欄干やはしすずみ の其角は、橋の上の方の贔屓だ。
— 長谷川時雨 『花火と大川端』 青空文庫
路掛断崖急似蘿、鉄車攀尽幾嵯峨、連山脈脈峰頭雪、恰是海風揚白波。
— 井上円了 『南半球五万哩』 青空文庫
そして桜花満開の時の光景を叙しては、「若シ夫レ盛花爛漫ノ候ニハ則全山弥望スレバ恰是一団ノ紅雲ナリ。
— 永井荷風 『上野』 青空文庫