一泡
ひとあわ
名詞
標準
blow
文例 · 用例
二週間前なら朋輩たちは、この手紙を素直に慧鶴に渡してうどんか煎餅でも奢らせる工夫をするのが頂上だったろうけれど慧鶴に憎しみを持出した此頃の彼等は、彼等に叛いた同僚に一泡吹かす手段にこの手紙を利用した。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
そして、その度に今日こそあの隙のない名人に不意討ちをかけ、一泡吹かしてやるのだと思うと勇気が凜々と五体に漲り弾ける思いがするのでした。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
いずれ一泡吹かしてやらなきゃ」 それかといって、急にさしたる工夫もない。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
恨みかさなる友蔵めに、ここで一泡吹かせてやろうと考えた。
— 岡本綺堂 『虎』 青空文庫
青柳より筑前領の大島に出で、彼処より便船を求めて韓国に渡り、伝へ聞く火賊の群に入りて彼の国を援け、清の大宗の軍兵に一泡噛ませ呉れむと思ひし也。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
前科者を亭主に持たして、一泡吹かしてくれようと思ったのが、間違ってコンナ事になってしまったんだ。
— 夢野久作 『キチガイ地獄』 青空文庫
しかしその外より之をいうときは、人が天地の間に在るのは大海の一滴、大沙漠の一砂粒のようなものであり、また人が古今の間に在るのは、大空の一塵、大河に浮ぶ一泡のようなものである。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
二郎右衛門 それにしても、春以来大入り続きの半左衛門座の中村七三郎どのに、今度の狂言で一泡吹かせることができると思うと、それが何よりもの楽しみじゃ。
— 菊池寛 『藤十郎の恋』 青空文庫
作例 · 標準
彼は強敵に一泡吹かせようと、密かに特訓を積んでいた。
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相手の不意を突いて、一泡吹かせてやった。
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負けられない試合で、ぜひとも相手に一泡吹かせたい。
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