二階家
にかいや
名詞
標準
two-storey house
文例 · 用例
木造二階家の玄関だけを石造にしたようなのが、木造部は平気であるのに、それにただそっともたせかけて建てた石造の部分が滅茶滅茶に毀れ落ちていた。
— 寺田寅彦 『静岡地震被害見学記』 青空文庫
これに反して新道沿いに新しく出来た当世風の二階家などで大損害を受けているらしいのがいくつも見られた。
— 寺田寅彦 『颱風雑俎』 青空文庫
廂を長く突出した低いがっしりした二階家では窓から座敷に積まれているらしい繭の山の尖が白く覗かれた。
— 岡本かの子 『みちのく』 青空文庫
少女は此二階家の前に来ると暫時く佇止って居たが、窓を見上げて「江藤さん」と小声で呼んだ、窓は少し開ていて、薄赤い光が煤に黄んだ障子に映じている。
— 国木田独歩 『二少女』 青空文庫
開拓使時分に下級官吏の住居として建てられた四戸の棟割長屋ではあるが、亜米利加風の規模と豊富だった木材とがその長屋を巌丈な丈け高い南京|下見の二階家に仕立てあげた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
鴎がちらちらと白く飛んで、浜の二階家のまわり縁を、行きかいする女も見え、簾を上げる団扇も見え、坂道の切通しを、俥が並んで飛ぶのさえ、手に取るように見えたもの。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
浅草、花川戸の、軒に桃の咲く二階家に引越して、都鳥の鼈甲の花笄、当分は島田のままで、祖母さんと妹がそこへ引取られて、私は奉公を止して、中学校の寄宿舎へ入る。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
……「今度裏の二階家へ越して來た人は、玉川さんと云ふのだらう。
— 泉鏡太郎 『淺茅生』 青空文庫
作例 · 標準
私たちの新しい家は、日当たりの良い二階家です。
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彼は古民家をリノベーションして、おしゃれな二階家に変えた。
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二階家は、家族が多い家庭に適している。
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