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手当たり

てあたり
名詞
1
標準
文例 · 用例
珠算|独り学びなどいう本まで、珠算なんてする気もなく読んだし、ドンキホーテも、渡辺崋山も、占易の本から、小学地理、歴史、修身、全く何でもかでも活字の並んでいるものは手当たり次第に読んだよ」と、藤原は、何だか、河の堤防が決壊しでもしたように渦を巻いて彼の話を話し出した。
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫
私は手当たり次第に積みあげ、また慌しく潰し、また慌しく築きあげた。
梶井基次郎 檸檬 青空文庫
そのほか、自分の家から少しばかり離れた所に親戚があって、そこへ行くといつも書物を出しては、手当たり次第に読んでみた。
寺田寅彦 わが中学時代の勉強法 青空文庫
猫さえ見れば手当たり次第にものを投げつけなければならない事のように思っていた。
寺田寅彦 ねずみと猫 青空文庫
まず手近な盆栽や菓子やコップなどと手当たり次第にかいてみた。
寺田寅彦 自画像 青空文庫
しかし座右にある最近の「アララギ」や「潮音」その他を手当たり次第に見ていると、中にはほとんど前記の第一例に近いものも、第二例に近いものも、また第三例に近いものもあるが、また中には形式においてずっと変わった特徴の見られるものも少なくはない。
寺田寅彦 連句雑俎 青空文庫
そうして、その夏休みに国へ帰ってから手当たり次第の材料をつかまえて二三十句ばかりを作った。
寺田寅彦 夏目漱石先生の追憶 青空文庫
新聞やチラシ、パンフレットの類は手当たりしだいに集める。
富田倫生 パソコン創世記 青空文庫