傷痕
しょうこん
名詞
標準
文例 · 用例
そうして私の過去の傷痕も、実は、ちっともなおっていはしないのである。
— 太宰治 『斜陽』 青空文庫
するとそこに微かに弾丸の傷痕が見られた。
— 吉行エイスケ 『スポールティフな娼婦』 青空文庫
左の眼蓋のうへに、やや深い傷痕があるので、片方の眼にくらべ、左の眼がすこし大きかつた。
— 太宰治 『道化の華』 青空文庫
けれどもヒルガードには眉間にあんな傷痕がありません。
— 宮沢賢治 『ビジテリアン大祭』 青空文庫
さすが、わたくしには刹那だけ煮えたぎったものが胸に噛みつきましたが、すぐ消えて、白々しい風がそのちょっとした火傷痕をつらく吹きます。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
げに、さることもありぬべしと、提灯を差翳して、ぐるりと杉を一周せしに、果せるかな、あたかも弾丸の雨注せし戦場の樹立の如き、釘を抜取りし傷痕ありて、地上より三四尺、婦人の手の届かんあたりまでは、蜂の巣を見るが如し。
— 泉鏡花 『黒壁』 青空文庫
君の手は君の古い傷痕のほうへのびていった。
— コナンドイル 『入院患者』 青空文庫
橙の髪に、青白い顔はすさまじい傷痕で醜く変じており、その傷に引っ張られて上唇の外側がめくれ上がって、頬はまるでブルドッグ、両の目は突き抜けるような黒、髪の色と不思議な対比を見せていて、どの特徴もそこいらの乞食とは一線を画している。
— THE MAN WITH THE TWISTED LIP 『唇のねじれた男』 青空文庫
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「傷痕」(きずあと)は、森川美穂の19枚目のシングル。1994年3月2日に東芝EMI/EASTWORLDから発売。
出典: 傷痕 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0