立っち
たっち
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
standing up (without any support)
文例 · 用例
――先の内は、自分でもいやいや引立てられるようにして帰り帰りしたものですが、一ツは人の許へ自分は来て、我が家へ誰も呼ばない、という遠慮か、妙な時ふと立っちゃ、独で帰ってしまうことがいくらもあったんです。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
もし、腹を立っちゃいけませんよ、失礼だが、私が仕送ってあげようじゃありませんか」 深沈なる馭者の魂も、このとき跳るばかりに動きぬ。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
」 三十二「何が何でも、そこに立っちゃいられんから、這ったか、摺ったか、弁別はない、凸凹の土間をよろよろで別亭の方へ引返すと…… また、まあどうです。
— 泉鏡花 『星女郎』 青空文庫
秋風が立っちゃあ遣り切れねえから、御用人を口説いて二歩借りて、これと一緒に羽織や冬物を受けて来た」「不二屋へ運ぶのが忙がしいから、身のまわりなんぞには手が届かねえのさ」と、お絹は笑った。
— 岡本綺堂 『両国の秋』 青空文庫
」「ありましたとも、大ありだったんですけど……ほんとうに思い出しても腹が立っちゃあうんですよ」「逃げられたんでしょう」「にげ様にもよるじゃあありませんか、マア、斯うなんですよ、私がネ、こないだ新橋に行った時、ステーションにですよ、その時あの玄関に二人女が立ってたんです。
— 宮本百合子 『芽生』 青空文庫
四十八「さあ、いいかね、これから思いきったところをズバズバ言うよ、腹あ立っちゃいけねえよ、良薬は口に苦しといってね、いい医者ほど苦い薬を飲ませるんだぜ。
— 畜生谷の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
銅像の影に立っていると、巡査がやって来て、「此処に立っちゃいかん。
— 豊島与志雄 『群集』 青空文庫
とにかく、普通じゃなかったですよ」「どんな風に、でしょうか」「話の途中に知らんぷりして立っちゃったり、自分で話しかけといてプイと行っちゃったり、そうかと思うと、こっちで話しかけないのに、なアにイなんてね。
— 坂口安吾 『街はふるさと』 青空文庫
作例 · 標準
「見て見て!赤ちゃんが一人で立っちできたよ!すごいね、もうすぐ歩き出すかも」
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一歳になったばかりの娘が、テーブルにつかまって一生懸命に立っちの練習をしている。
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初めて自分の力で立っちした瞬間の動画を、遠くに住む祖父母に送った。
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