所化
しょけ
名詞
標準
文例 · 用例
脚絆穿で、むかし傀儡師と云った、被蓋の箱を頸に掛けて、胸へ着けた、扮装は仔細らしいが、山の手の台所でも、よく見掛ける、所化か、勧行か、まやかしか、風体怪しげなる鉢坊主。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
寺の見收めといふ積りで山門をのぞいて見たら石垣の上の一|畝の茶の木を白衣の所化が二人で摘んで居る所であつた。
— 長塚節 『炭燒のむすめ』 青空文庫
* * * *下手より五六の学僧(学頭、所化長順、所化乗円其他)登場。
— 木下杢太郎 『南蛮寺門前』 青空文庫
但し先頭の所化乗円は『妙法院』と記されたる提灯を持ちたり。
— 木下杢太郎 『南蛮寺門前』 青空文庫
第一の所化 所化長順が気が狂うてござる。
— 木下杢太郎 『南蛮寺門前』 青空文庫
第一の所化 (長順に)御宗門を疑ふが、狂はいで何としようぞ。
— 木下杢太郎 『南蛮寺門前』 青空文庫
第一の所化 その証拠が立つか。
— 木下杢太郎 『南蛮寺門前』 青空文庫
第一の所化 黙り召され!
— 木下杢太郎 『南蛮寺門前』 青空文庫