縁起直し
えんぎなおし
名詞
標準
change of fortune
文例 · 用例
(白酒をおあがり、晋ちゃん、私が縁起直しに鉢の木を御馳走しよう。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
安い料理屋で縁起直しに一杯飮む。
— 泉鏡花 『彌次行』 青空文庫
そしてお若さんもお炬燵へ、まあ、いらっしゃいまし、何ぞお暖なもので縁起直しに貴下一口差上げましょうから、 あれさ、何は差置きましてもこの雪じゃありませんかねえ。
— 泉鏡花 『註文帳』 青空文庫
……縁起直しに、いま古い葡萄酒でも持ってくるわ」 あたしたちは、それから口あたりのいい洋酒の盃を重ねていった。
— 海野十三 『俘囚』 青空文庫
冗談は止しにして、ひとつ若旦那、縁起直しに、これから眼の覚めるとこへ、お供をさせておくんなさいまし」「眼の覚めるとことは。
— 邦枝完二 『おせん』 青空文庫
そこで喜兵衛は心機一転、年が改ると共に自分の誕生日がくるから、ちょうど還暦に当るを幸い、厄払い、縁起直しに思いついたのが生きた葬式である。
— その十五 赤罠 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
紙に散つてゐるはねは染める時に除けばいゝし、自分を宇宙のなかの一個の傀儡だと自認しながらも、あのやうな情熱を生活のなかに持ちこたへてゐる老人の筆に成つた絵は、月足らずで弱々しく生れた赤ん坊のためにも何か縁起直しになるやうに思つたのだ。
— 犬養健 『南京六月祭』 青空文庫
合点長屋へ帰ろうとして、藤吉がふと見ると、縁起直しのつもりであろう、弥吉と小僧が尻をからげて、清水で桔梗屋の前構えをせっせと洗っていた。
— 怨霊首人形 『釘抜藤吉捕物覚書』 青空文庫
作例 · 標準
試験に落ちてどん底の気分だったから、奮発して高級な寿司でも食べて縁起直しをしてきたよ。
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負けが込んでいる麻雀の対局中に、わざわざ一度席を立ってから座り直す「縁起直し」を試みる。
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「嫌なことばかり続くし、週末はパワースポットにでも行って縁起直しをしてこようかな。」
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